20代後半というと、「仕事このままでいいのかな?」と悩んでしまう時期ではないでしょうか。
「遊び足りない」、でも「そろそろ落ち着かないと」。
いったい、派遣と正社員どっちがいいのだろうと気になるところです。
でも、なかなか決めきれないものですよね。
なかなか決めきれない方はまず、人生設計をしてもらいたいと思います。
その上で、未来の自分に必要な条件を派遣と正社員で比較したら、どちらが向いている
働き方なのかがわかります。
- 時間
- 収入
- 安定
- キャリア
- やりがい
こちらが、その5つの条件です。
まず、人生設計についてをご紹介させて頂きたいと思います。
後に、5つの条件の違いもあわせてご紹介させて頂きます。
それでは、どちらが自分に向いている働き方なのかを探していきましょう。
人生設計から必要な条件を見つける
人生設計とは、簡単に言うと「自分の未来の予定」をたてるという事です。
未来の自分の予定表を作るのが、一番わかりやすいかと思います。
例えば、27歳、独身でつきあって2年の彼氏がいるとします。
その人は、結婚も彼氏とする約束をしています。
この場合で、一般的な予定をたてるとしたら、
彼氏(夫)の年齢 | 自分の年齢 | 第1子の年齢 | 第2子の年齢 | イベント | 資金 |
31 | 29 | 結婚 | 300万 | ||
33 | 31 | 第1子誕生、車購入 | 400万 | ||
36 | 34 | 3 | 第2子誕生 | ||
39 | 37 | 6 | 3 | 家購入 | 1000万 |
41 | 39 | 8 | 5 | 車買い替え | 300万 |
51 | 49 | 18 | 15 | 第1子 大学入学 | 1000万 |
54 | 52 | 21 | 18 | 第2子 大学入学 | 1000万 |
60 | 58 | 夫婦で海外旅行 | 100万 |
という風になります。(資金の金額は一般的な金額で設定しました。
子供は、小学校、中学校、高校とも公立学校と仮定しています。)
予定表をたてると、見えてくるのが、資金の動きです。
夫の給料だけで資金をを調達できそうなのか、そうでないのか。
足りないのなら、どのくらい必要になりそうなのか。
そこから、収入面での派遣と正社員ではどれくらい違うのかを見ます。
どちらを選ぶべきかわかるはずですね。
足りそうなのであれば、子どもがいるから時間に重点を置きたい、
子供は親か保育園に預ける予定なので、やりがいがあるほうがいいなど
その人によってどの条件に重点を置きたいのかが見えてきます。
こんな具合に、人生設計から選ぶようにしましょう。
もちろん、この例は例えばの話ですから、将来結婚する気がないけど、家が欲しいとか、
結婚もしないし、家もいらないなど人それぞれに予定表はあるはずです。
予定表から重視したいことに目を向けて、派遣と正社員での違いから
よいと思う方を選べばよいのです。
もちろん、予定通りにとはいかないのが現実ですが、その都度変えていけばよいのです。
でも、「こういう未来を過ごしたい」と考えて、自分で決めたことならば、
後悔を減らしていけるはずです。
仕事だけでなく、いろんなことに応用がきくので、
ぜひ人生設計をたてることは、試してほしいです。
自分の未来の予定表はどんな風に出来上がりましたか?
何の条件を重視したいですか?
派遣と正社員ではその条件でどう違うのでしょうか?
それでは、5つの条件の違いを比較していきましょう!
派遣VS正社員!5つの条件を比較しよう
時間
派遣は曜日、勤務時間を自由に組み立てる事ができます。
また1週間、1か月など長期休暇も取りやすいですね。
勤務場所も好きなところが選ぶことができるので、家に近いなど通勤時間の
節約が可能です。
自分の時間を増やすために有効です。
一方、ほとんどの場合正社員は会社に決められた日が休日になります。
勤務時間も決められています。
年間の勤務日数などにより、長期休暇も取りにくいのが通常です。
また、休日出勤などが必要になる事があります。
配属先が、遠方ならば通勤時間がかかることもあります。
収入
派遣は時給が高い傾向にあり、すぐに高収入につながることができます。
未経験者でも大丈夫なところが多く、時給の高さは魅力的ですね。
しかしその時給が昇給するかというと、ほとんどの場合ありません。
正社員ではどうでしょうか?
よほどのスキルや実績のある人が転職する場合は別ですが、入社時は時給に
してみると、低い傾向にあります。
しかし、ボーナスや退職金があったり、福利厚生が充実しているため低すぎる
ということはありません。
一定期間ごとに昇給する人がほとんどです。
今すぐの収入を求めるのか、後の収入につなげるかですね。
非正規で働く女性の人数が1475万人のうち、年収が300~399万円の人は49万人、
400~499万円の人は12万人です。
一方で、正規で働く女性の人数が1160万人のうち、年収が300~399万円の人は275万人で、
400~499万円の人数は155万人になります。
400~499万台だけで見てみると正規で働く人数のほうが少ないのに10倍以上の差になっています。
(総務省統計局 2019年度 労働力調査の集計データに基づいています。)
安定
派遣は、契約に期間が定められています。
契約期間が終了すると、新たに契約に合意してもらうか、ほかの派遣場所を紹介してもらわないといけません。
あってはならないことですが、30歳を過ぎたころから、紹介場所が少なくなってしまうというのが
今の実情です。
高度なスキルや特別な資格を持っていると有利になるので、派遣を続けたい方は取得するのを
おすすめします。
正社員では、雇用期間の定めがないため契約が一定期間で終了するという事はありません。
こちら側に退職の意向がない、もしくはよほどのことが起きない限りは定年を迎えるまで雇用されます。
よほどのこととは、会社自体が倒産するとか、自分が犯罪者になってしまうという事です。
キャリア
本来、キャリアとは仕事を通して身につけていくスキル、経験に加え、人間性を高めていく
生き方そのもののことを言います。
キャリアを磨くのに、派遣も正社員もないと私は考えています。
ですから今回は、そのうちの「スキル」に的を絞っています。
派遣では、多種にわたる仕事を初心者からでも経験することができます。
やってみたい仕事を全部経験してみたい方には有利です。
しかし、同じ仕事で「高度な技術を身につけたい」、「資格を取りたい」のであれば
自分で勉強するか、学校などに行く必要があります。
正社員は、バックアップしてくれるところが多いです。
資格を取るために、金銭的な援助はもちろん、勉強できる場の提供をしてくれます。
会社で働く上で必要なことだからかもしれませんが、スキルアップは取り組めば間違いなくできます。
実績も積みやすいですね。
しかし、業種は限られます。
やりがい
自分に与えられた仕事を、試行錯誤し達成して、喜びを得る。
これが、仕事のやりがいです。
しかし、「やりがい」って、仕事の内容だけで得られるもだけとは限らないですよね。
派遣の仕事は、言い換えると「人が短期間で変わってもできる」仕事でもあります。
なかなか自分の意見は通りません。
仕事の内容でのやりがいは低いかもしれません。
しかし、交友関係を広げることができやすかったり、新しい職業に挑戦することで
やりがいを感じることができます。
プライベートを充実させている人が多く、そのことにやりがいがあるという人も。
正社員では、年々責任は増加していきます。
でも、達成できた時の喜びも必ず増加していきます。
チームからの評価や社会に与える影響にやりがいがある。
また、後輩や部下を育てるのにやりがいを感じる人も多いのではないでしょうか。
将来像が立てやすく、収入にもやりがいを感じられます。
まとめ
人生設計から未来の自分に必要な条件を5つの中から見つけ、その条件の違いから
派遣で働くのか、正社員で働くのかを見つけようと言うお話でした。
人生設計とは、自分の未来の予定表を作ることですね。
派遣 | 正社員 | |
時間 | 自由 | 自由が利かない |
収入 | 今すぐ求める | 後に求める |
安定 | 契約に期間がある | 契約に期間がない |
キャリア | 自分でつけないといけない | バックアップしてくれる |
やりがい | 個人的
自分に貢献 |
チーム
社会的な貢献 |
これらが、5つの条件の違いでした。
なかなか、仕事って決めきれないですよね。
でも、未来の自分に必要なことが分かっていれば、それに向かって
いけばいいのです。
働き方に派遣がいい、正社員がいいもないのです。
大事なことは、未来の自分に聞けばわかります。
今をもっと楽しむためにとっても、とても重要なことです!
ぜひ、自分にあう働き方を探してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。